Midjourneyは、テキストプロンプトから高品質な画像を生成するAIツールで、特にアートスタイルの多様さやカスタマイズ性が評価されています。
2024年には、さらに進化を遂げており、ビデオ生成機能の追加も予定されています。
これにより、テキストをもとに短いビデオクリップを生成することが可能となり、デジタルストーリーテリングの分野で新たな可能性が広がっています。
また、Midjourneyは主にDiscordを介して利用され、ユーザーはテキストプロンプトを入力して画像を生成します。
Discordを使用することで、リアルタイムで他のユーザーの作品を見たり、自分の作品をシェアしたりできるため、コミュニティを通じてコラボレーションが促進されます。
最近では、よりシンプルなインターフェースを持つWebアプリもリリースされ、初心者にも使いやすい設計となっています。
- 芸術性の高い画像生成が可能
- 初心者でも使いやすいインタフェース
- 低スペックのPCでも生成が可能
料金プラン | ||||
Basic Plan | Standard Plan | Pro Plan | Mega Plan | |
月間費用 | 10ドル/月 | 30ドル/月 | 60ドル/月 | 120ドル/月 |
年間費用 | 96ドル | 288ドル | 576ドル | 1152ドル |
リラックスモード (無制限に画像を生成できる機能) |
× | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
高速GPU時間 | 約3時間/1ヶ月 | 15時間/1ヶ月 | 30時間/1ヶ月 | 60時間/1ヶ月 |
ステルスモード (生成した画像を非公開にする機能) |
× | × | ⚪︎ | ⚪︎ |
レビュー
4
美麗な画像を作れるが、難点も…
Midjourneyをベーシックプランで1年ほど利用しています。
美麗で高品質な画像を作れるのは間違いなく魅力的ですが、いくつか難点もあります。
Midjourneyは、コマンド入力が必要なため、直感的な操作がしにくいです。
例えば、画像を作るには「/imagine」コマンドを使い、プロンプトを入力する必要があります。
さらに、画像サイズを変えたい場合は**「--ar(アスペクト比)」**のオプションを追加する必要があります。
また、英語でプロンプトを打つ必要があり、日本語で打ち込むとプロンプトをほぼ反映していない画像が生成されます。
私はDeepLなどの翻訳ツールを使って英語にしてから入力していますが、翻訳の過程でニュアンスが変わってしまい、思い通りの画像が作れないことがあります。
特に、日本文化に関するものを作ろうとすると、コレジャナイ感が強いです。他のアジアの文化が入り込んだ奇妙な画像が出来上がります。日本人の高齢女性などとプロンプトで打ち込むと高確率で着物を着て髷を結ったおばあさんが出てくるので、現代の普通のおばあさんの画像を作りたい場合はプロンプトを工夫する必要があります。
Midjourneyの学習データに日本文化の要素が少ないのが原因なんじゃないかと思います。
また、Midjourneyで複数の人物を描くのは難しいと感じています。
同じような表情・顔の人物が並んでしまう(特に2人以上になると単調になりがち)
家族構成を細かく指定しても正しく反映されない(例えば、「祖父母・父母・子供」の5人家族を作ろうとしても、年齢差が曖昧になったり、人数が変わったりする)
手や顔が崩れることもまだある(V6でだいぶ改善されたが、完全には直っていない)
こんな感じで実写風の画像を作ろうとすると結構思い通りにならないことが多いですね。
とはいえ、とにかく美麗で高品質な画像が作れるのは凄いです
イラストやアート系の作品はかなり満足度が高い作品が作れます。
美しい画像を作れるという点ではトップクラスのAIツールだと思うので、今後の改善に期待ですね。
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使いやすい
シンプルなインターフェースなため、初心者でも使いやすい所が魅力的だし、リアルタイムで他のユーザーの作品を見たり、自分の作品をシェアすることが出来る所が面白いと思いました。
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創造性と可能性を広げる最先端の画像生成AI
Midjourneyは、クリエイティブな画像生成を必要とする方にとって非常に強力で革新的なツールです。プロンプトを入力するだけで、アートスタイルやテーマに応じた高品質でユニークなビジュアルを生成でき、デザインやコンセプト作成の効率が大幅に向上しました。
主な特徴
多様なアートスタイル: 手描き風、油絵風、抽象画、3D風など、プロンプト次第であらゆるスタイルを再現可能。
直感的なプロンプト操作: 具体的な描写や感情、色調、構図まで細かく指定できるため、理想のビジュアルを追求しやすい。
バージョンアップの頻度: Midjourneyは定期的にアップデートされ、性能が向上するだけでなく、ユーザーの要望を反映した機能追加がされる点も魅力的です。
商用利用が無料: 商業プロジェクトにも安心して使用でき、生成画像の著作権はプロンプトを入力したユーザーに帰属します。
利用モードの選択: ファストモード(高速処理)とリラックスモード(無制限利用)の2種類があり、目的や作業量に応じて切り替え可能。
操作性について
操作はDiscordを通じて行うため、初めての方にはやや敷居が高いかもしれませんが、公式ガイドやコミュニティが充実しており、初心者でも学びながら使用を続けやすい環境が整っています。また、ChatGPTなどと併用することでプロンプト作成をさらに効率化できます。
実用性と活用例
Midjourneyは、広告、SNSコンテンツ、イラスト制作、コンセプトデザイン、写真素材の制作など幅広い用途で活用可能です。私自身、画像素材の販売に利用しており、短時間で多様なニーズに応えるビジュアルを作成できる点を大変重宝しています。
生成結果はアート寄りのスタイルが特徴ですが、その柔軟性と高精度な出力は他のAIツールと一線を画します。クリエイティブプロジェクトを効率化し、新しい可能性を模索するすべての方にお勧めしたいツールです!
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画像の部分修正機能が便利
Midjourneyは、2024年7月からサブスクライブを開始し、約4カ月使用しています。
画像生成AIは世の中にたくさんありますが、Midjourneyを選んだ最大のポイントは、生成した画像を後から部分修正が可能な機能がある点です。
例えば、人物の画像では顔以外の部分を選択してシチュエーションや背景、服装、髪型などを自由に変更できてとても便利です。
Midjourneyは基本Discordで使用しますが、共有チャンネルとは別に自分のチャンネルを自由に作成することが出来るので、他のユーザーに邪魔されることなく専念することがてきます。また自分で複数のチャンネルを作成することによりカテゴリーやタスク毎に分けて作業・管理が可能な点がとしても使い勝手の良い点です。
2024年8月21日から、DiscordではなくWebブラウザでの使用が可能となりました。また画像をアップロードして部分修正のEdit機能が追加(限定テストオープン)となり一層便利になりましたが、使用には一定の制限条件があります(年間サブスクライブや1年以上のサブスクライブ実績、あるいは1万枚以上生成の実績による制限)。
全体としてはサブスクライブ料金が決して安くはありませんが、それに見合ったパフォーマンスが得られており、満足しています。
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