- ChatGPT広告のCTRは0.91%、Google検索の約7分の1
- 25万ドルの予算のうち3%しか消化できない事例も
- レポート機能の不具合で広告主がデータを確認できず
OpenAIが2026年2月からChatGPTで試験導入している広告について、初期の成績が期待を大きく下回っていることが明らかになりました。広告分析企業Adthenaのクライアント企業では、ChatGPT内広告のクリック率(CTR)がわずか0.91%にとどまり、同じ業種のGoogle検索広告(CTR約6.4%)と比べて約7分の1という結果でした。
さらに別の大手広告主は、25万ドル(約3,750万円)の広告予算を用意したにもかかわらず、数週間で消化できたのは全体のわずか3%だったとのことです。ChatGPTの広告配信量がまだ十分でなく、大きな予算を投下したくても消化しきれない状況が浮き彫りになりました。
問題はパフォーマンスだけではありません。OpenAIが新たに導入した「Ad Manager」というレポートツールにも不具合が見つかっており、広告主が自社のデータにアクセスできない状態が発生しています。データが見られなければ最適化のしようがなく、広告主にとっては大きな障壁です。
現在、ChatGPT広告は米国の無料版とGoプラン(月額8ドル)のユーザーに表示されており、CPM(1,000回表示あたりの広告費)は約60ドルと、MetaやGoogleと比べても高めの設定です。ChatGPTは週間アクティブユーザー3億人以上を抱え、その約95%が広告表示対象のため、ポテンシャル自体は巨大です。ただ、証券会社Truistは2026年のOpenAI広告収益を10億ドル未満と見積もっており、本格化にはまだ時間がかかりそうです。
AI搭載プラットフォームへの広告費は2026年に前年比63%増の570億ドルに達すると予測されており、市場全体の勢いは確かです。ChatGPT広告が今後どこまで改善できるか、広告業界が注目しています。

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