- COOライトキャップが特別プロジェクトに異動
- CMOとAGI責任者が療養で相次ぎ離脱
- IPO準備中の幹部交代で経営体制に注目集まる
ChatGPTを開発するOpenAIが、2026年中にも予定されるIPO(株式公開)を前に、幹部3名の交代・休職を同時に発表しました。4月4日に報じられた社内メモによると、COO(最高執行責任者)のブラッド・ライトキャップ氏が「特別プロジェクト」担当に異動し、サム・アルトマンCEO直属となります。
同時に、CMO(最高マーケティング責任者)のケイト・ローチ氏ががん治療に専念するため退任を表明。AGI(汎用人工知能)開発責任者のフィジ・シモ氏も神経免疫疾患の悪化により数週間の休職に入ります。シモ氏は社内メモで「このタイミングで離れるのは本当に悔しいが、身体が限界」と語っています。
OpenAIは直前の4月2日に1220億ドル(約18兆円)の資金調達を完了し、評価額は8520億ドル(約130兆円)に到達したばかりです。ユーザー数も10億人に迫る中で、今回の人事異動はIPO前の経営体制に不安材料を残す形となりました。
OpenAI側は「フロンティア研究の推進、ユーザー基盤の拡大、法人向けサービスの強化に集中しており、体制は盤石」とコメントしています。シモ氏の休職中は共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏がプロダクト部門を統括する予定です。AI業界でのリーダーシップ争いが激化する中、OpenAIがこの過渡期をどう乗り越えるかが注目されます。

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