- 3メガバンクがAnthropic新AI「Claude Mythos」導入へ
- 5月12日のベッセント米財務長官との会合で伝達
- 高度なサイバー攻撃から金融システム防衛が狙い
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、米Anthropicが開発した新型AIモデル「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」のアクセス権を、早ければ今月中にも確保する見通しです。日本経済新聞などが5月13日に報じました。日本企業がMythosを正式に活用するのは今回が初となります。
今回の動きは、5月12日に来日したベッセント米財務長官との会合で3行に伝達されたとみられます。MythosはAnthropicが2026年4月に発表したセキュリティ特化型のAIモデルで、主要なOSやブラウザの脆弱性を高速かつ大規模に検出できる極めて高い性能を持つため、一部のパートナー企業に限定して提供されてきました。
背景にあるのは、AIによるサイバー攻撃の高度化と金融システムへの脅威の高まりです。高市早苗総理大臣は同日の閣僚懇談会でサイバー攻撃対策を指示。片山さつき財務大臣兼内閣府特命担当大臣も、金融分野でのサイバー攻撃対策強化に向けた官民連携の作業部会を5月14日に立ち上げると発表しました。
Mythosは高い「攻撃性能」を持つ一方、その能力を防御側が先に活用すれば脆弱性の発見や修正を加速できる「諸刃の剣」と言われています。3メガバンクが日米連携の枠組みでこのAIを取り込むことで、国内の金融インフラ防衛が新たな段階に入りそうです。

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