- トランプ大統領がAIを「SI」に改称と表明
- 米国の全文書で使用し、他国にも同調を求める
- AI管理の国際的枠組みは全面拒否と強調
ドナルド・トランプ米大統領は9月22日(現地時間)、ニューヨークの国連本部で開かれた第81回国連総会の一般討論演説で、人工知能(Artificial Intelligence)を今後「Super Intelligence」(SI)と呼ぶと表明しました。米国のすべての文書でこの呼称を使い、他国にも同様の変更を求めていく考えを示しています。
改称の理由についてトランプ氏は、「artificial(人工の)」という語では知能が偽物のように聞こえるが、実際には驚くべきものだと説明しました。同氏は9月19日にも自身のSNS「Truth Social」で「Superior Intelligence」「Extreme Intelligence」「Supreme Intelligence」の3案を挙げて投票を呼び掛けていましたが、今回演説で示した「Super Intelligence」は、その3案のいずれにも含まれていませんでした。
演説では、AIを管理するためのグローバリスト的な枠組みをつくろうとするあらゆる試みを米国は全面的に拒否するとも述べています。AIの危険性を訴える声については、かつて地球温暖化で人類が滅びると主張していた人々と同じだと批判し、「Super Intelligenceを制する者が勝つ」として、米国が中国などを大きくリードしていると強調しました。成長を妨げずに後押しする一方、司法省を通じて注視していく姿勢も示しています。
ただし注意したいのが、AI研究の分野では「スーパーインテリジェンス(超知能)」がすでに別の意味で使われている点です。一般には、人間の知能を大きく上回る仮説上のAIを指す言葉として定着しています。今回の呼称変更がどこまで広がるかは現時点では分かりませんが、米政府の文書や英語圏のニュースで表記が変わっていくとすれば、技術的な「超知能」との区別がつきにくくなる場面も出てきそうです。

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