- OpenAIが10代向けAI安全方針を発表
- 保護者が「学習モード」を設定可能に
- 10代の約9割が週1回以上ChatGPTを学習利用
OpenAIは2026年7月16日(米国時間)、10代の若者が安全にAIを利用できる環境づくりに関する新たな方針を発表しました。同社によると、ChatGPTを利用する10代のうち約9割が、学習や情報収集、スキルアップなどの目的で週に1回以上サービスを使っているとのことです。
今回の発表で注目されるのは、保護者向け機能の拡充です。保護者は「ペアレンタルコントロール」から、子どものアカウントに「学習モード(Study Mode)」を直接オンにできるようになりました。有効にすると、新しいチャットを開始するたびに学習モードが標準で適用され、答えをそのまま教えるのではなく、質問を投げかけながら段階的に理解を深める形でAIが応答します。
また、10代と推定されるユーザーには年齢に応じた保護が自動的に適用されます。暴力的な表現や自傷、危険なチャレンジ、恋愛・性的なロールプレイなどへの安全対策が強化されるほか、長時間の利用時には休憩を促すリマインダーがこれまでより頻繁に表示されるようになります。さらに、子どものアカウントがネット上の暴力的な脅迫などの規約違反で停止された場合、連携する保護者に通知が届く仕組みも追加されました。
背景には、AIが子どもの学習や生活に急速に浸透する中で、企業側の責任を問う声が世界的に高まっていることがあります。OpenAIは「10代の安全を最優先する」「必要なときは現実世界のサポートを促す」など4つの原則を掲げ、米国心理学会や家族のネット安全団体FOSIなど外部の専門機関とも連携を進めるとしています。
日本でも子どものスマホ利用やAIとの付き合い方は多くの家庭で悩みの種になっています。AIを「禁止する」のではなく「安全に使わせる」方向へ舵を切った今回の発表は、これからの家庭でのAI教育のあり方を考えるうえで、一つの参考になりそうです。

「生成AIで業務効率を上げたい」、「ChatGPTを実務で使えるようになりたい」 このような方に