「Googleで調べても欲しい情報がなかなか見つからない…」「検索結果のリンクをいくつも開くのが面倒…」
そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?
そんな問題を解決するのが、次世代型AI検索エンジン「Perplexity」です。
特に最近では、ソフトバンクと提携し、ソフトバンクの契約者なら無料でPerplexity Proが利用できることが話題になっています。
これにより、より高度な検索機能や最新のAIモデルを活用できるチャンスが広がっています。
この記事では、Perplexityの特徴やメリット、ChatGPTとの違いまで詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読むことで、以下のことが分かります。
- Perplexityの強み
- Perplexityの使い方
- PerplexityとChatGPTの比較
Perplexityとは?
Perplexityは、AIを活用した次世代型の検索エンジンで、インターネット上の膨大な情報を素早く収集し、簡潔かつ的確にまとめてくれるAIツールです。
従来の検索エンジンのように単にリンクを並べるのではなく、まるで「知識豊富なナビゲーター」のように、必要な情報を整理し、わかりやすく提示してくれます。
例えるなら、大きな図書館に入館したときに、欲しい本を瞬時に見つけて、その要点を簡潔に説明してくれる「頼れる司書」のような存在です。
Perplexityの強みは?
Perplexityの強みは以下の5つになります。
- 常に最新の情報を提供
- 検索にかかる手間を大幅に削減!
- 自然な回答生成
- 専門的な情報にも強い
- シンプルな操作で誰でも使いやすい
常に最新の情報を提供
PerplexityはAIを活用し、インターネット上の膨大なデータからリアルタイムで最新の情報を収集し、要約して提供します。
一般的な検索エンジンでは古い記事が上位に表示されることもありますが、Perplexityは情報の鮮度を重視し、常に新しい知識を提供できるのが特長です。
特に、速報性が求められるニュースやテクノロジー、医療情報などでは、最新のデータに基づいた回答を得ることができ、信頼性の高い情報収集が可能です。
検索にかかる手間を大幅に削減!
従来の検索エンジンでは、キーワードを入力し、表示されたページを一つずつユーザー自ら確認する必要があります。
選択したリンクを読んでみると、自分の求めている回答でないこともしばしば。。
しかし、Perplexityは質問の意図を理解し、複数の情報源から関連データを抽出し、統合した上で最適な回答を提供してくれます。
そのため、いくつものサイトを巡回しながら自分で情報を取捨選択する必要がなく、スムーズに求めている答えを見つけられます。
自然な回答生成
Perplexityは、最先端の自然言語処理(NLP)技術を活用し、人間の会話のようにスムーズな回答を生成します。
単なるキーワードの一致ではなく、文脈や質問の意図を正しく理解し、的確な情報を提示するのが特徴です。
また、曖昧な表現や言い回しの異なる質問にも対応し、関連性の高い情報を提供できます。
従来の検索エンジンと異なり、「どのキーワードで検索すればいいかわからない」といった悩みを解決し、より直感的に情報を得ることが可能になります。
専門的な情報にも強い
一般的な検索エンジンでは、専門的な情報を探すのに時間がかかることがあります。
しかし、Perplexityは医学、法律、プログラミング、金融などの高度な専門知識が必要な領域でも、信頼性の高い情報を効率よく提示します。
さらに、論文や技術文書、統計データなどの検索にも対応し、研究者や専門職の人々にとっても貴重なツールとなっています。
複雑なトピックでも、的確な要約で理解しやすく提供される点はとても魅力です。
シンプルな操作で誰でも使いやすい
Perplexityは、直感的に操作できるデザインが採用されており、初心者でも簡単に使えます。
特別な設定や登録なしに、検索窓に質問を入力するだけで必要な情報を取得できるため、面倒な手順を踏むことなく活用できます。
また、スマートフォンやPCなど、あらゆるデバイスからアクセス可能で、移動中や仕事の合間など、いつでも手軽に情報収集ができる点も魅力です。
Perplexityを利用するメリット
Perplexityのメリットは以下の3つになります。
- 高精度な検索結果を提供
- 情報の整理が楽!
- 信頼性の高い情報源
高精度な検索結果を提供
Perplexityは、AIを活用した高度な検索アルゴリズムを搭載しており、従来の検索エンジンよりも精度の高い情報を提供します。
一般的な検索エンジンでは、SEO対策が施されたページが上位に表示されるため、必ずしもユーザーの求める最適な情報にたどり着けるとは限りません。
しかし、Perplexityは質問の意図を深く理解し、関連性の高い信頼できる情報を提示するため、効率的にリサーチを進めることができます。
情報の整理が楽!
Perplexityは、膨大な最新情報の中から重要なポイントを抽出し、簡潔に要約してくれます。
これにより、複数のサイトを巡って情報を整理する手間が省け、短時間で本質的な知識を得ることが可能です。
また、専門的なトピックに関しても、理解しやすい形で要約されるため、初心者でもスムーズに情報を吸収できます。
特に、学習や業務において効率よく知識を習得したい場合に、大きなメリットを発揮します。
信頼性の高い情報源
Perplexityは、回答の根拠となる情報源を明示するため、信頼性の高いリサーチが可能です。
回答をさらに深堀りしたい場合は情報源リンクへアクセスするだけ。
通常の検索エンジンでは、広告やSEO戦略によって不正確な情報が上位に表示されることがありますが、Perplexityでは信頼性のあるソースを優先的に参照できます。
さらに、情報元を直接確認できるため、フェイクニュースや誤情報を避けることができ、正確なデータに基づいた意思決定がしやすくなります。
Perplexityを利用するデメリット
Perplexityの強み・メリットを説明してきましたが、Perplexityが完璧かというとそうでもありません。
ここではデメリットを紹介します。Perplexityを上手に使うために正しく理解しましょう。
- 情報の範囲が限定される場合がある
- 創造的な回答は苦手
情報の範囲が限定される場合がある
Perplexityは医学や法律などの専門分野に強みを持っていますが、その一方で、一般的な検索エンジンのようにあらゆる分野の情報を広くカバーするわけではありません。
特に、ニッチなトピックやエンタメ系の情報、個人ブログのような幅広い意見を探す場合には、十分なデータが得られないケースがあります。
また、専門性が高い分野であっても、提供される情報が特定の視点に偏る可能性があるため、異なる情報源と照らし合わせながら活用することも重要です。
創造的な回答は苦手
Perplexityは情報検索・収集・要約に特化しているため、既存情報に基づくテキスト生成は得意ですが、意見や感想を求める質問への回答、新しいコンテンツ作成のようなクリエイティブな文書作成、独自の芸術作品(絵、詩など)の生成、新しいアイデアの考案などは苦手です。
創造的な回答やクリエイティブなコンテンツ作成を行いたい場合はChat GPT,ClaudeやGeminiなどの生成AIを使用した方がよいでしょう。
Perplexityの料金は??
Perplexityも他のAIツール同様、無料版と有料版があります。
それぞれの特徴を以下の表で見ていきましょう。
料金プラン | ||
無料 |
Pro |
|
料金 | 0円 | 月額20ドル
または 年額200ドル |
主な特徴 | – 基本的な検索機能
– GPT-3.5モデルの利用 – Pro Search ※1 : 1日5回まで – ファイルアップロード: 1日3回まで |
– 高性能AIモデル(GPT-4, Claude 3など)の利用
– Pro Search: 1日300回以上 – 無制限のファイルアップロード – 画像生成機能 – Pages機能※2の利用 |
※1:Pro検索:複雑な質問に対して、AIがより詳細で的確な回答を提供する機能
※2:Pages機能:収集した情報をドキュメントとしてまとめる機能
無料版では基本的な機能を利用できますが、Pro検索やファイルアップロードの回数に制限があります。
一方、Pro版では最新のAIモデルを選択でき、Pro検索の利用回数やファイルアップロードが無制限となり、Pages機能も利用可能です。
Proプランを年払いで利用すると、月払いに比べて年間40ドル(約6,000円)お得ですね。
日常的な調べ物なら無料プランで十分ですが、より高度な検索や機能が必要な方にはProプランがおすすめです。
Perplexityの注意点
Perplexityを利用する際に理解しておくべき注意点3つについて解説します。
- 機密情報や個人情報の取り扱いに注意
- 情報の正確性は常に確認する必要がある
- 一般的な検索エンジンと併用するのが望ましい
機密情報や個人情報の取り扱いに注意
Perplexityは、ユーザーの入力した情報を処理して最適な回答を提供しますが、機密情報や個人情報を含む質問を行う際には注意してください。
特に、業務でPerplexityを使用する場合、機密情報に関わる内容を入力することで、意図せず情報漏洩を招く可能性があります。
安全に利用するためには、公開されても問題のない範囲で質問を行い、センシティブな情報の扱いには十分注意しましょう。
情報の正確性は常に確認する必要がある
Perplexityは論文や公的機関のデータなどを用い、高い精度で回答を生成しますが、すべての情報が100%正確とは限りません。
特に、AIが複数の情報源を統合して要約した場合、誤った解釈が含まれる可能性があります。
Perplexityだけでなくすべての生成系AIにいえることですが、重要な決定をする際には、提示された情報を他の信頼できる情報源と照らし合わせることが不可欠です。
一般的な検索エンジンと併用するのが望ましい
Perplexityは高度なAI技術を活用した検索ツールですが、従来の検索エンジンのように無制限に情報を取得できるわけではありません。
タイムリーな個人ブログ、SNSのような動的な情報を調べる場合は、GoogleやBingなどの検索エンジンを併用することも望ましいでしょう。
Perplexityの危険性は??
Perplexityの主要な3つの危険性について詳しく解説します。
前項の注意点と類似する内容になりますが、AIの悪用リスク、バイアスの影響、情報漏洩など、適切に利用しないと危険性を伴う可能性があるため知識として持っておくといいでしょう。
AIの悪用リスク
PerplexityはAI技術を活用していますが、その能力が悪用される可能性もあります。
例えば、詐欺や偽情報の作成、プロパガンダの拡散に利用されるリスクです。
また、一部のユーザーが不適切な内容を検索し、それに基づいた行動を取ることも考えられます。
ユーザーにはAIが提供する情報を倫理的に使用することが求められ、特にセンシティブな内容については慎重に扱いましょう。
バイアスの影響を受ける可能性がある
Perplexityは学習データに基づいて回答を生成するため、意図せず特定のバイアスが含まれる可能性があります。
例えば、政治や社会問題などのトピックでは、中立的な立場を取らず、一部の視点に偏った情報が提示されてしまったり、検索アルゴリズムが特定の情報源を優先するため、多様な意見や少数派の意見が十分に反映されないことがあります。
情報の偏りを防ぐためにも、異なる視点の情報と併せて利用することが大切です。
情報漏洩リスク
Perplexityを利用する際に、個人情報や機密情報を入力すると、意図せず情報漏洩のリスクを招く可能性があります。
AIは入力されたデータを処理し、それに基づいて回答を生成しますが、送信した情報がどのように管理・保存されるか分かりません。
特に仕事でPerplexityを使う会社員の方などは企業機密や個人のプライバシーに関わる内容を含む場合は、絶対に入力しないよう注意が必要です。

安全に利用するためには、公開可能な情報のみを入力することを心がけましょう。
Perplexityの使い方
Perplexityの使い方について画像を使用して紹介していきます。
- STEP.1
まずはこちらから公式サイトにアクセスします。
- STEP.2
アクセスすると以下の画面に遷移するので、左下の「新規登録」をクリックします。
- STEP.3
「Googleで続ける」をクリックします。
なお、登録なしでも基本機能は使用可能ですが、検索結果左側のライブラリに残らないため頻繁に使用される方は新規登録画面からGoogleアカウントでサインインし、検索バーに質問やキーワード、調べたいことを入力し、検索します。 - STEP.4
Perplexity が検索した結果を要約(※2)し、簡潔な回答を提示。
同時に情報源(URL)(※1,※3)が表示されるため詳細を確認できます。※追加質問も可能。
1回の検索で終わらず、続けて追加質問が可能です。
例:
「Perplexityの使い方を教えて」
→ 「Perplexityの便利機能も教えて?」と聞くと、さらに詳細情報が得られます。
Perplexityを使ってみた感想
使用した感想としては、Perplexityが情報を要約しつつ、信頼できる情報源も同ページに提示してくれるため、非常に効率良く調べものができます。
特に便利だったのが、情報源が明確に表示されること。要約だけでは物足りない場合でも、その場で出典を確認できるので、深堀が簡単でした。
また、回答の下部に「関連」セクションがあり、追加の調査をサポートしてくれる点も良いです。さらに深堀りするためのアイディアを提示してくれるので、調べがスムーズに進み、時間の節約にもつながります。
総じて、知りたい情報に最短距離でアクセスできるAI検索ツールとして、Perplexity AIは非常に有用だと感じました。とはいえ、Perplexityだけの情報を鵜吞みにするのはリスクがあるため、他の生成AI(Chat GPTやClaudeなど)などと併用した方が良いでしょう。
【比較】ChatGPTとどっちがいい??
「ChatGPT」と「Perplexity AI」どっちを使ったら良いの?と迷うAIツールビギナーも多いと思います。
それぞれの特徴を表で比較してみたので参考にしてみてください。
ChatGPTと比較してみた | ||
Perplexity AI | ChatGPT | |
基本機能 | Web検索を活用した最新情報の回答 | 学習済みデータを基に会話を提供 |
情報の更新頻度 | 常に最新のWeb情報を参照可能 | 最新データはWeb検索しないと不明 |
使い方 | 質問を入力すると検索しながら回答 | 質問を入力すると即時に回答 |
得意な分野 | 事実に基づく最新情報の取得 | 文章生成、プログラミング、創作 |
回答の根拠 | 出典(URL)を表示 | 学習データに基づくが出典なし |
対話の流れ | シンプルなQ&A形式 | 自然な会話が続く |
クリエイティブな作業 | 不向き | 小説、詩、コード生成など得意 |
精度 | 最新情報が得られるが、情報の正確性は出典次第 | 知識の範囲内で正確な回答が可能 |
結論、最新の正確な情報を深堀り検索したいなら「Perplexity AI」ですし、雑談や独創的なアイデア出しであれば「ChatGPT」を使用するといった形で用途別に使い分けるといいでしょう。
まとめ
今回はAIを活用して正確な情報を収集・要約をしてくれる「Perplexity」を紹介しました。
Perplexityは、従来の検索エンジンと異なり、リアルタイムで情報を収集し、的確な回答を提供する革新的な検索ツールです。
特に、最新情報を求めるユーザーや専門的な知識を素早く得たい人にとって、大変有用なサービスと言えるでしょう。
しかし、独創的なコンテンツの作成や意見・回答を求める質問は苦手な側面もあるため、Perplexityの強みと弱みを理解した上で他の生成AIと使い分けることで効果を最大限発揮するでしょう。
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