学術論文や技術的な文章に特化した、AIベースの高度な英文校正ツールです。
特に、他のツールでは見落としがちな学術的なエラーを正確に検出するため、世界の多くのユーザーと著名な出版社が活用中です。
日常業務の効率化を実現できるTrinkaAIを実際に私が利用し、使い方や料金などツールの詳細を紹介します。
- TrinkaAIの強み
- TrinkaAIの使い方・料金
- TrinkaAIの注意点について
TrinkaAIとは??
Trinka AIは、プライバシーを重視したオンライン文法チェッカーおよび言語補正AIツールです。
学術・技術的な文章やフォーマルな文章に特化し、文法や文体のエラーを修正し、表現を改善します。
データは暗号化され、プレミアムユーザーのデータは90日で自動削除。特徴には、文法チェック、パラフレーズ、盗作チェック、スタイルガイドのカスタマイズ、API統合などがあります。
企業向けには、柔軟なプランや完全なデータ管理を提供しており、iThenticate®による高精度な盗作チェック機能も備えています。
世界の多くのユーザーと著名な出版社が活用中
TrinkaAIの強み
TrinkaAIの強みについて、ご紹介します。
- プライバシー保護
- 学術・技術的な文章対応
- 多言語対応
- 企業向けカスタマイズ
- 盗作チェックの強み
プライバシー保護
Trinkaは、ユーザーのデータプライバシーを最優先に考えています。
データは強力に暗号化され、安全に保存されているため、外部からのアクセスは一切できません。
さらに、プレミアムユーザーのデータは90日後に自動的に完全削除され、ユーザーのデータ管理の負担を軽減します。
企業向けにはコンプライアンス要件に対応した高度なセキュリティ機能を利用できます。
学術・技術的な文章対応
Trinkaは、学術的・技術的な文脈に特化した文章のエラーを検出する点が特徴です。
一般的な文法チェッカーでは対応できない科学的なトーンやスタイルを含むエラーを見つけ、改善を提案します。
科学論文や専門的なレポートを執筆する際に特に役立ち、文法的な正確性だけでなく、文章の明確性や簡潔性を向上させる機能を提供します。
多言語対応
Trinkaは英語だけでなく、スペイン語にも対応しています。
この多言語対応により、さまざまな国や文化のユーザーに利用されており、国際的な学術論文やビジネス文書の作成にも役立ちます。
多言語での文章作成が必要な場面で、効果的なサポートを提供します。
企業向けカスタマイズ
Trinkaは、企業や組織のニーズに応じたカスタマイズが可能です。
API統合により、既存のシステムやアプリケーションにTrinkaの機能を組み込むことができます。
また、組織独自のスタイルやルールに対応したカスタムスタイルガイドの設定が可能です。
多様な料金プランが用意されているため、融通がききやすいのも特徴の1つです。
規模や用途に合わせた導入が容易になります。
盗作チェックの強み
Trinkaの盗作検出機能は、iThenticate®を活用して構築されています。
具体的には、世界最大のデータベースを利用することで、盗作のリスクを高精度で検出します。
これにより、学術出版や技術文書における信頼性が向上し、安心して文章を発表できます。
学術的および技術的な文章の品質向上を支援しています。
TrinkaAIの料金プランについて
TrinkaAIの料金プランについてご紹介します。
料金プラン | ||||
ベーシック | プレミアム | プレミアムプラス | Trinka Enterprise | |
料金(月額) | 無料 | 6.67ドル | 10.41ドル | 要問い合わせ |
文法チェック/月 | 5000単語 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ファイル自動校正 | 最大4回 | 最大10回 | 最大10回 | 最大10回 |
盗用・剽窃チェック/月 | 1回 | 2回 | 無制限 | 無制限 |
カスタマイズ | – | – | – | ⚪︎ |
専用サポート | – | – | – | ⚪︎ |
ベーシック
ベーシックプランは、学生やフリーランスライター、個人研究者、そして初めて文法チェッカーを利用してみたい人にオススメです。
このプランでは、基本的な文法チェックやパラフレーズ機能が月間5000単語まで無料で利用できます。
プレミアム
プレミアムプランは、学術論文執筆者や技術ライター、専門職、フリーランスのプロフェッショナルに適しています。
このプランでは、ベーシックプランの全機能に加えて、文法チェックやパラフレーズ機能が無制限に利用可能です。
プレミアムプラス
プレミアムプラスプランは、出版社や学術機関の編集者、研究機関に所属する研究者に特にオススメです。
このプランはプレミアムプランの全機能に加えて、盗用チェック回数が無制限となり、初日から120ページ分が利用可能です。
Trinka Enterprise
Trinka Enterpriseは、企業や研究機関、大学、出版業界のチームや組織に向けたプランです。
このプランでは、プレミアムプラスの全機能に加えて、カスタマイズ可能なソリューションを提供します。
特に6人以上のチームでの利用に適しており、包括的なセキュリティと柔軟性を求める法人にオススメです。
TrinkaAIの危険性
TrinkaAIは、学術論文や専門的な文書の校正に特化したAIツールであり、安全性に関する一定の配慮がされています。
データセキュリティについては、機密データ保護プランが導入されており、文書が安全に処理されるよう設計されています。
また、利用規約にはデータの取り扱いやプライバシー保護について明確に記載されているため、これを事前に確認することで安心して利用できるでしょう。
ただし、完全に安全性を保証するわけではないため、機密性の高い情報を扱う際は、特に慎重に取り扱いましょう。
必要に応じてオフライン校正ツールや専門家による校正を検討することが推奨されます。
TrinkaAIを利用する上での注意点
TrinkaAIを利用する上での注意点をご紹介します。
- 単語数や利用回数の制限がある
- 利用する機能に応じたポイントについて
- AIの提案を過信しないこと
単語数や利用回数の制限がある
ベーシックプランでは、月間5000単語までの文法チェックやパラフレーズ機能が利用可能ですが、それを超えると追加の利用ができなくなります。
また、盗用スコアチェックも月1回無料に制限されています。
そのため、頻繁に利用する場合はプレミアムやプレミアムプラスプランを検討する必要があります。
自分の利用頻度に合ったプランを利用しましょう。
利用する機能に応じたポイントについて
Trinkaでは、盗用チェックやファイル自動校正、引用チェックなど、一部の高度な機能を利用する際にポイント(Credit)を消費する仕組みが採用されています。
プランごとに毎月付与されるポイント数が決まっていますが、このポイントは利用可能な範囲内でのみ使用でき、付与された分を超える利用を希望する場合には、追加でポイントを購入する必要があります。
特に、頻繁に盗用チェックを行うユーザーや、大量の文書を校正する必要があるユーザーにとって、ポイントの消費状況を把握し、計画的に管理することが非常に重要です。
月の利用計画を立てておくことをオススメします。
AIの提案を過信しないこと
Trinkaは高度なAI技術を活用した校正ツールですが、その提案が必ずしも全ての状況において最適であるとは限りません。
特に、専門分野に特化した文章や、文脈が複雑で微妙なニュアンスを含む表現に対しては、AIが誤解したり適切でない提案を行う場合があります。
このため、Trinkaが提示する修正案や改善案をそのまま採用するのではなく、ユーザー自身が文章の目的や意図に照らし合わせて慎重に確認することが必要です。
文章の品質を最大限に高めるためには、AIの校正結果を補助的なガイドとして活用しつつ、自身の判断で仕上げを行うことが重要です。
TrinkaAIの使い方について
TrinkaAIの使い方についてご紹介します。
- STEP.1Trinka AIにアクセスし【Start for Free】をクリックします。
- STEP.2アカウントの登録を行います。メールアドレスやパスワードを直接入力する方法もありますが、Googleの方が簡単なので、今回はそちらを利用しました。
- STEP.3どのように利用するか・今の立場を選択します。その後【Let’s Get Started】で進みましょう。
- STEP.4【Proofread File】をクリックします。
- STEP.5英文校正をしたいファイルをアップロードします。
- STEP.6様々な設定がありますが、初回は【Cancel】で大丈夫です。
- STEP.7数秒〜数分待機すると、校正が完了します。校正が完了した文章を【Download】することができます。
- STEP.8実際に校正された英文です。赤字の部分に指摘が入っています。
TrinkaAIを使ってレビューしてみた
TrinkaAIを実際に使ったところ、書類をダウンロードするだけですぐに校正がはじまるので、スピード感があり便利だと思いました。
無料プランでもしっかり指摘が入るので専門的な内容のものでなければ、問題ないです。
専門性が必要なのであれば、早めに有料プランに切り替えた方が良いでしょう。
しかし、現状のところ日本語対応があまりされていないため、調べながら行わないといけません。
気軽に校正をするという面では、残念ながら劣る点もあります。
Wordvice AIと比較してみた
同じAIツールのWordvice AIと比較を行いました。
Wordvice AIと比較 | ||
Trinka AI | Wordvice AI | |
利用シーン | 専門性の高い文書の校正 | 日常的な文書校正 |
対象 | 研究者、学生向け | 学生課題、ビジネス向け |
パラフレーズ | 高品質なリフレーズ | 個性を反映した表現 |
無料プラン | あり | あり |
有料プラン | 月額¥1,741~ | 月額1,245円〜 |
Wordvice AIとTrinka AIは、同じAI英語論文執筆支援ツールですが、オススメする利用用途が少し異なります。
Wordvice AI は、カジュアルな英文作成や日常的な文書校正に適しており、初心者でも使いやすいインターフェースを備えています。
一方、Trinka AIは学術論文やテクニカルライティングといった専門性の高い文書の校正に強みを持ち、詳細な文法チェックや分野特化のカスタマイズが可能です。
結論として、簡易で手軽な校正を求める場合は Wordvice AI が適切であり、学術的・専門的なライティングを求める場合は Trinka が強力です。
英語があまり得意でない私は使い方がわかりやすい、Wordvice AI のほうがオススメです。
それぞれの特長を踏まえて必要に応じて両方のツールを試し、自身の用途に合うものを選んでみてください!
完成度の高い文章を作成
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