- ONE COMPATHとPLANTが生成AIで販促物自動生成
- 商品情報の入力で10〜15分でチラシが完成
- 閲覧数1.3倍、来店回数1.8倍に大幅増加
TOPPANグループの株式会社ONE COMPATHは2026年4月24日、スーパーセンター「PLANT」と協力し、生成AIを活用して電子チラシ「Shufoo!(シュフー)」と店頭デジタルサイネージ向けの販促クリエイティブを自動生成・配信する実証実験を実施したと発表しました。販促業務の効率化と来店促進の両立を目指した取り組みです。
実証実験は石川県能美郡川北町にあるPLANT 川北店で、2025年7月5日から9月27日までの約3カ月間にわたって行われました。今回開発された「販促クリエイティブ自動生成ツール(β版)」は、店舗担当者が商品情報とテンプレートを選ぶだけで、生成AIがキャッチコピーの作成からレイアウト調整、画像生成までを自動で実施します。デザインスキルがなくても、約10〜15分でチラシが完成する仕組みです。
小売業界では原材料費の高騰や人手不足が続くなか、チラシやアプリ、SNS、店頭サイネージなど複数のメディアを横断して運用する必要があり、それぞれに合わせたクリエイティブ制作が大きな業務負担となっていました。これまでPLANT川北店では、デジタル専用チラシの追加制作はリソース不足で実施が困難な状況だったといいます。
実験の結果、レギュラーチラシの合間にAIで生成したデジタル専用チラシを掲載したことで、チラシ閲覧数の平均は1.3倍、閲覧後の来店回数の平均は1.8倍に増加しました。さらに一部のデジタルチラシでは、レギュラーチラシよりも20〜30代の閲覧数が多くなる傾向も確認され、若年層との接点拡大にも効果が見られたとしています。
ONE COMPATHは今後、Shufoo!が持つ閲覧数や来店データと連携させ、「生活者に響く」クリエイティブを自動生成する機能の実装を目指す方針です。生成AIによる販促業務の自動化は、人手不足に悩む小売現場の有力な解決策として広がっていきそうです。

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