- カナダの16歳が登山計画にClaudeを使い遭難
- 岩登りの難所で動けなくなりヘリで救助
- 救助隊は「AIのルートを妄信しないで」と警鐘
カナダ西部ブリティッシュコロンビア州で10月上旬、山中で遭難した16歳の少年が、登山計画に米Anthropicの生成AI「Claude」を使っていたことがわかりました。現地の救助隊が明らかにし、海外メディアが相次いで報じています。
報道によると、少年はバンクーバー近郊のグラウス山からクラウン山へ向かう途中で登山ルートを外れ、岩登りの難所に入り込んで動けなくなりました。救助隊がヘリコプターから隊員を降ろし、その日の夕方に無事救助しています。
救助隊の責任者は「Claudeはその山に行ったことがない」と述べ、AIが示すルートをうのみにしないよう呼びかけました。同隊には年間約150件の通報がありますが、AIが危険な場所へ導いた可能性があるケースは初めてだといいます。一方で少年は地元メディアの取材に対し、計画の大部分は登山アプリや地図で準備し、AIは主に持ち物の確認に使ったと説明しています。
AIはもっともらしい答えを出すのが得意ですが、現地の最新状況や安全性まで保証できるわけではありません。登山に限らず、仕事でAIの答えを使う場面でも、命やお金に関わる判断は公式情報や専門家で必ず裏取りする姿勢が、これまで以上に求められそうです。

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