- 役員がAI未使用の企業85.7%が体制なし
- 「必要性感じない」は経営企画が45.3%で最多
- ラクスルが中小企業300人を調査
ネット印刷大手のラクスルは2026年7月9日、中小企業のAI活用に関する調査結果を発表しました。それによると、代表や役員がAIを「全く使っていない」企業の85.7%では、AI活用の方針も推進体制も整っていないことがわかりました。経営トップの姿勢が、会社全体のAI活用を大きく左右している実態が浮かび上がっています。
調査では、業務でAIを「積極的に活用している」と答えた人は全体の31.0%にとどまりました。さらに、AI活用の「必要性を感じない」と答えた層を職種別に見ると、「経営・経営企画」が45.3%と最も高く、導入の可否を判断する立場の人ほどAIの必要性を感じていない傾向が示されました。
役職別でも、「積極的に活用している」割合は代表・役員が27.2%と最も低く、「全く使っていない」割合は22.8%と最も高くなりました。一方で、代表・役員がAIを積極的に使っている企業では、「方針も推進体制もない」とした割合はわずか4.0%でした。トップ自身が使うかどうかが、組織的なAI推進の成否に直結している可能性があります。
この調査は2026年5月29日から6月1日にかけて、従業員数2〜100人の中小企業で働く経営者と従業員300人を対象に、第三者機関によるインターネット調査で実施されました。「現場は使いたいのに上が動かない」という悩みを抱える方にとっては、思い当たる結果かもしれません。
AIを全社に広げるには、ツールを配るだけでは不十分で、経営層自身が使って価値を実感することが近道になりそうです。まずはトップが小さな業務から試してみる。そんな一歩が、会社全体のAI活用を動かすきっかけになるのかもしれません。

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