- GoogleがPixel 10向けの軽量AIモデルを発表
- 処理は端末内で完結し、データは外部に送信されない
- オフラインでもAIチャットや画像認識が可能
Googleは7月13日(現地時間)、インドで開催したイベント「Google I/O Connect India」で、スマートフォン単体で動く軽量AIモデル「Gemma 4 E2B for TPU」を発表しました。同社のスマートフォン「Pixel 10」シリーズに最適化されており、インターネットに接続しなくても端末の中だけでAIを動かせる点が特徴です。
このモデルは、Pixelに搭載されたプロセッサ「Google Tensor」のTPU(AI処理専用の演算装置)上で動作します。テキスト・画像・音声をまたいで扱えるマルチモーダルに対応し、Pixel 10、10 Pro、10 Pro XL、10 Pro Foldの4機種で利用できます。具体的には、通信のない環境でも使えるAIチャット、写真から物や植物を識別する機能、講義やメモを端末内で文字起こしする機能などが紹介されました。
注目すべきは、処理がすべて端末内で完結するため、入力したデータが外部のサーバーに送られない点です。これにより、プライバシーが守られるだけでなく、応答が速くなり、機内モードのようなオフライン状態でもAIが使えるようになります。従来はクラウドに送って処理していた作業を、手元のスマホだけでこなせるようになるわけです。
さらにGoogleは、音声やテキストの指示だけでWi-Fiや地図などスマホの基本機能を操作できる仕組みや、開発者がオフラインで動くアプリを作るためのツールも公開しました。AIをクラウドから「手元の端末」へ移す流れは今後さらに広がりそうで、私たちが毎日使うスマホの中で、AIがより身近で安全な存在になっていくことが期待されます。

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