- 2026年の新規アプリ公開が前年比6割増
- iOS単体では8割増、AIコーディングが要因
- 「AIがアプリを消す」予測に反し活況
「AIエージェントが普及すれば、これまでのアプリは要らなくなる」——そんな予測がよく聞かれます。ところが実際のApp Storeは活況で、新しいツールやサービスが次々に生まれていると、米メディアTechCrunchが8月2日に報じました。予測と現実は、必ずしも一致していないようです。
記事によると、2026年第1四半期の新規アプリ公開数は、Apple App StoreとGoogle Playの合計で前年同期比60%増。AppleのiOS単体では80%増と、さらに高い伸びを示しています。背景にあるのが「AIコーディング」の広がりです。AIがコードを書くことで開発が短時間で済むようになり、これまで開発経験のなかった初心者でもアプリづくりに参加できるようになりました。
紹介されているアプリも多彩です。SNSで保存したまま忘れがちな投稿を自動で整理してくれる「Albo」、ご近所の農家や作り手から手作りの品を買える地域マーケット「Coop」、散歩中に見つけた花の写真を押し花標本に変える「Pressed Petals」など、日常の細かなニーズに応える道具が並びます。その多くは「AI搭載」とうたわず、裏側でAIを活用しているのが特徴です。
一方で課題もあります。雰囲気で指示してコードを書く「バイブコーディング」で作られたアプリが、品質の低いものまでApp Storeに増えてしまう懸念です。ただ、利用者の心に響いたアプリは自然と上位に残っていくと、記事は前向きに見ています。
汎用的なAIがどれだけ広がっても、具体的な悩みにきちんと応える道具には、ちゃんと居場所が残る。大きな技術予測を追いかけるだけでなく、目の前で何が求められているかを見る視点が、仕事やサービスづくりのヒントになりそうです。

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