- 今年の脆弱性登録が8.5万件、前年同期の2.2倍
- 生成AIの高性能化が背景、PHPでも27件
- 修正が追いつかず、防御強化が急務に
生成AIの高性能化に伴い、今年に入って見つかったITシステムの欠陥「脆弱性」が8万5千件に達したことが、共同通信の集計で分かりました。過去最多だった前年同期の2.2倍にあたります。
集計は、脆弱性を登録・管理する米国の非営利団体MITRE(マイター)の10月21日までのデータをもとにしたものです。世界のウェブの約7割で使われているプログラミング言語「PHP」でも、「極めて深刻」と認定されたものを含む27件が見つかっています。
マイターは1999年から、各国から報告された脆弱性に識別番号を付けて管理しています。登録件数は2020年までは多くても1万件台でしたが、2024年に約4万件、2025年には約4万8千件と増え続けてきました。
脆弱性が見つかると、「パッチ」と呼ばれる修正プログラムでシステムを更新する必要があります。ただ、その数は人の手では追いつかないほどになっており、AIを使った防御や技術者の育成が急がれています。
AIは欠陥を見つける力を高める一方で、守る側の負担も大きくしています。私たち利用者にとっても、ソフトやアプリの更新を後回しにしないことが、これまで以上に大切になりそうです。

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