- Femshinが健康アプリに未来予測AIを搭載
- スマホ30秒の顔計測で自律神経を数値化
- 天気・予定と掛け合わせ来週の不調を予測
株式会社Femshin(東京都港区)は7月28日、法人向けヘルスケアアプリ「wellmirAi(ウェルミライ)」に、新機能「ウェルネスAIエージェント」を搭載したと発表しました。これまで体調を数値で「見える化」してきたアプリが、AIによって「来週の体調」まで先回りして予測・提案する段階へと進化します。
使い方はこれまで通り、スマートフォンのカメラで顔を約30秒撮影するだけです。顔表面のわずかな血流変化(rPPG)から脈の揺らぎを読み取り、AIが自律神経のバランスやストレスの状態を数値化します。ウェアラブル端末は必要なく、スマホ1台で完結する手軽さが特徴です。
最大の目玉が「未来予測」機能です。過去の計測データに、天気・気圧の予報や、出張・屋外作業といった来週の予定を掛け合わせ、リスクと対策を先回りで示します。たとえば「来週、大阪へ出張」と伝えると、気圧低下の予報から自律神経の乱れに注意を促し、水分補給や十分な睡眠をすすめてくれます。
背景には、年1回の健康診断だけでは日々のコンディション変化に気づきにくいという課題があります。寒暖差や気圧の変動が大きい今、不調を抱えたまま働く人は少なくありません。「測って終わり」ではなく「で、どうすればいいのか」に答えることが、今回のアップデートの狙いです。
wellmirAiは企業が従業員に提供する健康経営向けのサービスで、匿名化データから部署ごとの傾向を分析するレポート機能も実証中です。なお同社は、本サービスは医療機器ではなく、日々のセルフケアのきっかけを提供するものだと説明しています。AIが体調に寄り添う「予防型ヘルスケア」が働く現場にどう根づくか、注目が集まります。

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