- 日本の高校生のAI利用率が88.4%に上昇
- 日米中韓4カ国調査で日本は米国を上回る
- 宿題代行は1割、学習支援目的が最多
国立青少年教育振興機構の日米中韓4カ国の意識調査で、AI(人工知能)を勉強やポスター制作などに利用したことがある日本の高校生が9割近くに上ることが9月2日に明らかになりました。「よくある」「たまにある」と答えた高校生の合計は88.4%で、前回2024年調査から26.1ポイントの大幅増となりました。
4カ国で比較すると、最も高かったのは中国の93.6%で、日本は88.4%、韓国は87.5%、米国は68.3%という結果でした。日本では「よくある」との回答が53.1%(前回比+34.2ポイント)に増える一方、「たまにある」は35.3%(同−8.1ポイント)に減少しており、利用頻度そのものが高まっていることがうかがえます。
利用する場面としては「学習のサポート」が84.8%と他の項目を大きく上回り、4カ国の中でも最も高い水準でした。一方で「自分の代わりに宿題をしてもらう」は10.3%、「創作活動」は21.7%にとどまり、AIに答えをそのまま任せるのではなく、あくまで学びを助ける道具として使う慎重な姿勢がうかがえます。
また、AIは文化の創造力を高めることができると思うか尋ねた質問では、日本は「とてもそう思う」が24.4%と他の3カ国より高く、AIへの期待の大きさも示されました。調査は同機構などが高校生を対象に毎年実施しているもので、今回は日本の27都府県の4821人を含む4カ国計1万3118人が回答しています。
同機構の担当者は「日本ではAIへの期待が高いと考えられる。今後は学校でのリテラシー教育に加え、学校外でのサポートも重要だ」と述べています。すでに9割近い高校生がAIに触れている今、数年後には「AIを使いこなせる前提」で入社してくる世代が職場にやってきます。大人の側こそ、使い方を学び直す時期に来ているのかもしれません。

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