- JALとGMOが羽田で人型ロボット実証実験を開始
- 中国Unitree製ロボット2体で貨物作業を検証
- 2028年まで実施、2029年以降の実用化目指す
日本航空(JAL)グループのJALグランドサービスとGMO AI&ロボティクス商事は、羽田空港でヒューマノイドロボット(人型ロボット)を活用した実証実験を2026年5月から開始すると発表しました。空港でのヒューマノイドロボット活用としては国内初の取り組みで、2028年まで約3年間にわたり検証が進められます。
実験で使用されるのは、中国のロボットスタートアップ「宇樹科技(Unitree Robotics)」製のロボット2体です。対象となるのは航空機の周辺で行う「グランドハンドリング業務」全般で、手荷物や貨物の積み降ろし、機内清掃などが検討領域となっています。手始めに、貨物コンテナを台車から飛行機の床下貨物室へ積み込む作業や、コンテナの向きを変える作業から検証を始めるとのことです。
背景にあるのは、深刻化する航空業界の人手不足です。インバウンド需要の拡大により旅客数は増え続ける一方で、生産年齢人口の減少によりグランドハンドリングを担う人材の確保が難しくなっています。人と同等の可動域を持つ人型ロボットであれば、既存の空港設備を大きく改修することなく導入できる利点があり、業界共通の課題への新たな解決策として期待されています。
今後はまず動作ごとに開発を進め、2027年下期ごろから一連の流れとしてつなげていく計画です。両社は実用化の時期を2029年以降と見込んでおり、人とロボットが協働する空港運営の実現を目指します。SF映画のような光景が、私たちの身近な空港で現実になる日も近づいているかもしれません。

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