- AnthropicがSECにIPO申請書を非公開提出
- 企業価値9650億ドルでOpenAIを逆転
- SpaceX・OpenAIとAI上場ラッシュが本格化
Claude(クロード)を開発する米Anthropicは6月1日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)に向けた登録届出書(Form S-1)の草案を非公開で提出したと発表しました。発行株式数や公開価格といった詳細は、審査手続きの後半まで公開されない予定です。
Anthropicは5月末に650億ドルの大型資金調達(シリーズH)を完了したばかりで、その時点での企業価値は9650億ドルに達しています。これはライバルのOpenAI(8520億ドル)を上回る規模であり、AI企業として世界最大級の評価額となっています。また、同社の年間売上高ランレートは5月時点で470億ドルを超えたと発表しており、急速な事業成長が続いています。
Anthropicは2021年に元OpenAIメンバーが創業したAI企業で、大規模言語モデル「Claude」シリーズを開発・提供しています。企業向けのAIコーディングアシスタント「Claude Code」が特に好調で、エンタープライズ市場でのシェアを急拡大させてきました。AmazonやGoogleなど大手テック企業からの投資も受け、AI業界でも存在感を高めています。
今回のIPO申請は、5月にナスダック上場を目指したSpaceXに続くもので、OpenAIも近く申請するとみられています。AI分野で相次ぐ大型上場の動きは、生成AIビジネスが「投資フェーズ」から「収益・公開市場フェーズ」へ移行しつつあることを示しており、今後のAI業界の勢力図にも影響を与えそうです。
実際の上場時期や規模は市場環境によって決まるとされており、まだ確定していません。ただし、1兆ドル近い評価額を持つAI企業の上場は、歴史的な規模のIPOになる可能性があり、引き続き注目が集まっています。

「生成AIで業務効率を上げたい」、「ChatGPTを実務で使えるようになりたい」 このような方に