- 米医師の94%がAI利用中または関心ありと回答
- 実利用率は1年で47%から63%へ急上昇
- 71%が「正確性と信頼性」を最大の懸念に
米国の医療プラットフォームDoximityが、医療現場におけるAI利用の実態をまとめた「2026 State of AI in Medicine Report」を公開しました。米国の医師3,151人を対象に行われたこの調査では、94%の医師がすでにAIを利用している、または利用に関心があると回答しています。
実際にAIを使っている医師の割合も、2025年春の47%から2025年末〜2026年初頭には63%へと急上昇しました。具体的な使い方としては、文献検索、診療メモの作成、事務作業の効率化、患者への説明補助など、医師の負担が大きい周辺業務での活用が目立っています。
その一方で、医師の71%が「正確性と信頼性」をAI利用における最大の懸念として挙げています。医療現場では、便利な要約や提案であっても、誤った情報が患者の判断や治療に影響する可能性があるため、他分野以上に慎重な運用が求められます。
背景には、医療業界の深刻な人手不足と業務負担の重さがあります。AIが医師を置き換えるのではなく、記録や情報整理にかかる時間を減らすことで、医師が診断や患者との対話に集中できるようにする方向で、活用が進んでいる形です。
今後の医療AI活用では、「人間の確認を前提にした設計」が鍵となりそうです。AIに任せる部分と、医師が必ず確認する部分を明確に分けることが重要になります。この流れは医療分野に限らず、日本の他業界にとってもAIを安全に現場へ導入するための先行事例になりそうです。

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